尾見怜:五〇九号分室

小説・映画・音楽の感想

自分でも不思議なくらい惹かれて驚いてます カービィ世代は直撃不可避 ヒゲドライバー:スパッと! スパイ&スパイス

近年まれにみるアニソンの傑作。なんでやねんと思うかもしれないけど、個人的に衝撃だったのよ。
アニソンだからとあなどるなかれ。強者はいつも君の狭い世界の外側に居るのだ。
もってけ!セーラー服」よりもまとまってて好きなんよ。CD買ってしまったよ。
BPMは、かなりはやめ。

なぜだか新谷良子の名曲「ハリケーンミキサー」を思い出しました。


まずは何といっても歌詞が秀逸。内容ではなく、声優の歌声を楽器として扱うための歌詞。

スパっパッパラッパーの部分、ド頭で「スッ」というクローズハイハットみたいな詰まった音が1拍目の直前に入ることによって前ノリが生まれている。
各小節の始まりが「ス」なので、発音する関係上誰が歌ってもそうなるのだが、予想だけどこれは歌っている声優に意識するよう指示しているのではないかな。
偶然の産物とは思えない。「パ」はもちろん金管。スパイの曲だから「ス」と「パ」かぁ。よくできてらぁ。

そして金管とベース。よく動くなぁ。「もってけ!セーラー服」でもベースの楽しさに感動したけど、この曲も気持ちがいい。
これは完全に妄想ですが、ヒゲドライバーのバックグラウンドには星のカービィシリーズの音楽を手掛けた石川さんの影響が感じられる。
特に似ているのは「メタナイトの逆襲」の甲板ステージかな?
とにかく私は作曲した多分同世代くらいであろうヒゲドライバーさん、今後に期待してます。ノリのいい曲をどんどんだしてアニソンをもっとおもしろくしてほしいです。

アニメーションもなかなか30代に響く感じで非常によろしい。007オマージュとか。
ニコニコ出身のクリエイター増えたなあ。

 

すいません、アニメ本編は未視聴です。OPばっか聴いてます。なんでやねん。

 

 


TVアニメ【RELEASE THE SPYCE】OP映像「スパッと!スパイ&スパイス」